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糸島写真館の遺影写真
きっかけは、移住先の集落のお葬式でした。田舎に住んでいるので、近所付き合いは濃密。隣組の方が亡くなると、集落の人たちはみんな葬儀場に駆けつけます。
そんな時、いつも残念に思うことがありました。
遺影の写真が旅行の集合写真を切り抜いて引き伸ばしたようなものばかりで、ちょっとぼやけているんです。しかも無表情。
それが20~30年前の写真だったりするわけです。遺影って残された人たちが見るものだと思うんです。
だからこそ、故人の写真を見た人たちが、笑顔になるような写真を私が撮れたらなあと、葬式に参列しながら、いつも考えていました。
私のこうした思いを知り合いのお寺に話したところ、「うちで遺影撮影会をやってみたら」とのうれしい返事。檀家さんに呼びかけてもらったところ、想像以上のお年寄りが集まりました。
プロに撮ってもらったことなんてない、という方ばかり。